オープニング
※自宅クロスオーバーネタです
衛宮義姉と教会居候がチームを組んで例の温泉を目指す花札道中シリーズです。
お手数ですがtopの名前変換より「和名→衛宮義姉」「洋名→教会居候」に変更をお願い致します。
上記をご了承頂けるは、こちらからどうぞ。
「私宛ての手紙?」
衛宮邸に届けられた一通の手紙。
それを受け取ってしまったことで、本来ならば関わり無い筈の彼女もまた、巻き込まれることが決定付けられた。
そのことを、彼女は知る由も無い。
「ただいまー。って、あら? ちゃん一人?」
「さん、お帰りなさい。皆さん今日はご用事があるそうで出掛けて行かれましたよ。私はお留守番を任されまたんです」
「そうなの? 私も今日はアーチャーが凛と出掛けたから、 久しぶりに家に帰って来たのだけれど……そんなに一度に用事が重なるものかしら。しかも、客人であるちゃんに留守番させるなんて! 士郎ってば、帰ってきたらお説教ね」
「いえ、無理を言ってこちらに置いて頂いているのは私ですから。これくらいのことはさせて下さい。さんがご実家から離れて暮らしているのも、私のせいですし……」
「それは違うわ。うちに人が増えたのと私の都合が一致したからこれ幸い、と出て行っただけよ。あのね、ちゃん。居候だからって遠慮する必要は無いのよ? 教会とは色々と違うだろうけれど、普通にしてくれて良いのだから」
まぁ、セイバーやライダーみたいにとは言わないけれどね。
そう言ってが笑みを浮かべると、釣られるようにも微笑んだ。
それで気持ちが解れたのか、は見せたいものがあるからとを残して居間を後にする。
直ぐに戻る。という言葉通り、5分もしない内に戻って来たの手には白い封筒が握られていた。
「あの、さん。これを見て頂けますか?」
「なになに……柳洞寺の裏に湧いた温泉の案内? そっか、ちゃんはこれに行きたいのね」
「はい。お恥ずかしながら私、温泉というものに入ったことが無くて」
「ギルくんに言えば幾らでも連れて行って貰えると思うけれど?」
「そんな、ギル様にお願いするだなんて。申し訳なくてとても出来ません」
「そうかな? まぁ、ちゃんが無理だと言うのならば駄目かしらね」
の言う通り、からの頼みならばギルガメッシュはそれを無下にすることは無いだろう。
ただ、それとがお願い出来るかどうかは別問題ということだった。
もあくまで選択肢の一つとして提示しただけであったので、無理強いをするつもりない。
あっさり主張を引き下げると、手紙を再びじっくりと観察する。
「文面に怪しい所は無いけれど、差出人名が無いのが引っ掛かるわね。それにタイミングが良過ぎる」
「どういうことですか?」
「全員が同時に出払っている日に届いた不審な手紙。何か繋がりがありそうなものだけれど……考え過ぎかしら。ちゃんを危険に巻き込むようなことをする人間が居るとは思えないし」
半吸血種の魔術師であるとは言え、彼女は誰かに害を為すような存在ではない。
基本的に自ら進んで戦いに加わるようなことはしない彼女を敢えて危険に晒す利点は無いだろう。
「よし、行きましょうか。私も久しぶりに温泉入りたいしね」
「ありがとうございます!」
かくして、彼女達もまた戦場へと繰り出していくのだった。