2.5 その後の病室
「『もう一人の君』って、もう一人のボクのこと!? どうしてさんがそのことを……」
「まさかも千年アイテムを持ってるってことか?」
「それはないよ、城之内くん。だって僕の千年リングはに反応したことは一度も無いし」
「じゃあはなんで、もう一人の遊戯のことを知ってるんだ?」
「分からない。でも、ボクはさんが悪い人だとは思いたくないよ」
「友達を疑いたくはねぇ。オレ達も同じ気持ちだぜ、遊戯」
「多分、近い内にが僕の家に遊びに来るからさ、その時に僕が尋いてみるよ」
「流石は幼馴染だな! けど、どうしてが来るって分かるんだ?約束なんかしてなかっただろ」
「フフフ、幼馴染だからかな。の性格からして、今日のことで僕にシュークリームくれそうかなって」
「にしても、約束無しに家に来るか?」
「そこは僕との仲だからね」
「獏良くん……それ、恋人同士みたいに聞こえるよ」
「ただいまー、ジュース買ってきたよ! はい、城之内は緑茶、遊戯はコーラね。って、あれ、は?」
「お、サンキュー杏子。なら今から古代エジプト展に行くって帰ったぜ」
「え、本当に?」
「うん。さん、エジプトが好きなんだって」
「そうじゃなくって! だって、あれ開催するの明日からでしょ?」
「マジかよ。おいおい、の奴行っちまったぞ」
「出て行ったのはそんなに前じゃないんでしょ、誰か止めに行ってあげてよ」
「そうだね。このままだと無駄足になっちゃうし」
「つーか獏良、お前だけなんでそんな落ち着いてんだよ」
「だって僕は明日からって知ってたから」
「はぁ? だったらに教えてやりゃ良かったじゃねぇか」
「ん〜開催前に行く趣味でもあるのかと思って、言わなかったんだけどね」
「お前……誘いを断られたこと根に持ってるのな」
「やだなぁ、そんなことないよ〜」
「(根に持ってるんだ……)」
「で、誰がのこと追い掛けるの? 早くしないと、病院出ちゃうわよ」
「なら……僕が行くよ。言わなかった責任もあるし」
「そうか頼んだぞ、獏良」
「じゃあ、ちょっと行ってくるね」